事業紹介

十日町の「安全」を守る。

昭和25年の創業以来70余年にわたり、村山組は十日町の社会インフラ構築に関わってきました。道路工事や河川工事、護岸工事、砂防工事、谷止工事などにより、便利な生活環境の整備、自然災害からの復旧に尽力しています。また、冬期間は除雪作業によりライフラインを守り、一年を通して十日町市民の安心・安全な暮らしを支えています。令和を迎え、建設業において技術の進歩が加速する今、当社では他に先駆けてドローンやレーザースキャナを導入し、ICT施工に取り組んでいます。これからも地域に密着し、地域に求められる存在であり続けるため社員一丸となり努めてまいります。

河川と道路を制する/土木工事

魚沼丘陵と東頚城丘陵に挟まれた十日町盆地の中央を流れる一級河川・信濃川。水源のある長野県からここまでに合流する支流も多く増水しやすいため、洪水や土砂災害などの深刻な被害をもたらすことも少なくありません。道路においても地元の国道・県道・市道の維持管理や災害対応など地域に密着した工事をしています。また、日本有数の豪雪地帯であることから、防止柵や防護壁を作る雪崩防止工事により、冬期間の安全にも寄与しています。

最新技術への挑戦/3D施工とICT施工

国土交通省が2016年から推進しているI-constructionに対応すべく、当社では2018年から、ICT施工のための機材や技術の導入に着手しています。対象地域や求める精度に合わせて、ドローンあるいはレーザースキャナで取った測量データを高密度な3次元点群データに転換し、施工計画に活用するICT施工では、技術力の平均化、施工期間の短縮という品質の向上だけでなく、働く環境の改善も叶えられます。また土工を対象とするICT施工だけでなく、杭ナビと快測ナビを使った3D施工にて工事規模の大小に関係なくmm単位の誤差でコンクリート製品の設置などを行っています。快測ナビはアンドロイドアプリなので操作さえ覚えれば誰でも工事の基となる位置だしが行えます。少子高齢化や人口減少による人材不足という課題への対策としても有効なICT施工の導入を私たちは今後も進めていきます。

ICT・3D施工で活躍する測量機器たち

レーザースキャナ GLS-2000
杭ナビ LN-150
タブレット FZ-N1 快測ナビ(アドバンス版)
杭ナビ LN-100
タブレット FZ-X1 快測ナビ(アドバンス版)
ドローン Phantom4
ドローン Phantom4 RTK
TerraceAR
GeoScan
GNSS測量機

冬の暮らしを守る/除雪事業

特別豪雪地帯に指定されている十日町市では、多い年には市街地でも積雪が3~4mに達し、交通はもちろん、日常生活にも支障をきたし、市民の安全を脅かします。当社は県及び市の依頼を受け、降雪パトロールと、ロータリ除雪車やタイヤドーザによる除雪作業を行い、冬期間のライフラインを守っています。蓄積したノウハウを駆使して丁寧な除雪を心がけ、自治体や地域のみなさんにも高い評価をいただいています。