村山組座談会
仲間とともに地域に貢献しています。
会社について、仕事について、仲間について、そして、自分自身の未来について、3人の社員たちが話し合うクロストーク。そこからは、土木という仕事の魅力とあふれる地元愛が伝わってきます。
MEMBER
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部長 1986年入社
橋本 信之HASHIMOTO NOBUYUKI
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代表取締役 1996年入社
村山 隆美MURAYAMA TAKAYOSHI
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2011年入社
宮沢 哲也MIYAZAWA TETSUYA
十日町エリアのまちづくりを担う。
村山組はどんな事業を行っていますか?
- 橋本
- 十日町地域整備部が管轄する十日町市と津南町で土木工事を行っています。冬期は除雪作業に携わるので、1年を通してこのエリアのまちづくりに関わっています。
- 村山
- 現在は、河川に関わる工事が多いですね。十日町市の中央を北に流れている信濃川は、一級河川。支流も多く合流しますし、上流の長野県で集中豪雨が増えていることもあり、災害復旧工事が増えています。
- 宮沢
- 高規格道路や市道の改良工事なども計画されているのでインフラ整備も期待できます。
- 村山
- 豪雪地帯だから、工事ができるのは5月初旬から11月末まで。この間に効率よく仕事を進めなければならないので、段取りが重要です。
- 宮沢
- そこはチームワークと、十日町市に根差した会社として蓄積してきたノウハウがあるから、うまくやれています。
- 橋本
- 70年以上の積み重ねがありますからね。
地域の人に喜ばれるモノづくり。
建設業としてのやりがいとは何ですか?
- 宮沢
- モノをつくることのやりがいは、堤防にしても道路にしても護岸にしても、目に見えるもので後に残ること。地域の人たちに利用され、役に立てること。それに尽きます。
- 村山
- 新しく道路を造ったとき、地元の人から「これで交通の便が良くなった、ありがとう」と言われたときは、うれしかったですね。
- 宮沢
- 除雪でも褒められますよね、取り残しがないとか、仕事が丁寧だとか言ってもらえますよね。当社には除雪ドーザがありますが、あれで県道をガーッと除雪するのは迫力があって手ごたえを感じるし、これがないと日常の生活が送れないと思うから、やる気も大きくなります。こういう「地域のために仕事をしている」と実感できるのが、建設業の醍醐味です。
- 橋本
- カメラを回転させながら360度を撮影する、レーザースキャナを使った測量もすごいです。これはかなりの最新機種で、5万点という詳細な座標点が取れる優れもの。将来的には、測量も含めた一貫受注につなげていきたいと思います。
- 宮沢
- 3Dデータの活用についてもっと勉強していかないと。
- 村山
- こういうICT施工ができていくと働き方改革も進み、少ない人員でも無理なく仕事を進めることができるようになりますからね。
一人ひとりが認め合い、支え合う。
村山組はどんな雰囲気ですか?
- 宮沢
- 当社は定年が70歳なので、社員は67歳から19歳までと年齢層が広いです。先輩や上司との距離も近く、いつも和気あいあいとした雰囲気です。
- 橋本
- 今年は19歳と20歳の若手が入社して、若返った感じがしますね。3年前からの働き方改革の成果が出てきたのかなと思っています。現場で活躍する女性社員もいて、活気があります。
- 村山
- みんながお互いを認め合っているという感じで、和やかですよね。私は文系出身で、先輩方に一から丁寧に教えてもらいました。みんな面倒見がいいんです。幅広い「生きた知識」を身に付けることができました。
- 宮沢
- 私は入社時に持っていたのは測量の資格だけでしたが、働きながら重機操作など20くらいの資格を取得できました。建設のジャンルには100以上の資格があるから、まだまだですけど。
- 村山
- 先輩方はよく「現場は生きもの」と言いますね。同じ工事でも、場所や季節など状況が違えば内容も変わり、全く同じということはないから、ずっと勉強が必要なんだということですね。いつも新たな気持ちで仕事に向き合っています。
地域の安全のために。
これからの目標を教えてください。
- 宮沢
- 前職も建設の仕事をしていましたが、出張が多く、家族と過ごす時間が取れないのがネックでした。村山組の現場は十日町市・津南町だけなので、出張も長時間の移動もありません。入社後に感じたのは、働きやすくてうれしいということだけでなく、顔の見える地域の人々の役に立てるのはうれしいという、二重のうれしさ。この気持ちを大切に、これからも仕事に励んでいきたいと思います。
- 橋本
- 自分自身の仕事はもちろん、社員みんながより働きやすい環境をつくり、安全に効率よく仕事が進むようにしていきたいと思っています。残業ゼロや休日出勤ゼロは実現しつつあり、今は、隔週の土曜休みを完全週休2日にし、その上で工事の品質や利益率の向上も目指したいです。そのためにはICT施工に関わる人材の育成が鍵だと思っています。
- 村山
- ここ数年、夏の暑さ、想定を超える豪雨、豪雪など自然環境の変化が激しくなっています。災害復旧工事に加えて、これからは防災のための調査・測量や工事も必要になっていくので、そこに力を発揮できる技術を磨き、地域の安全を守っていかねばと思います。